漆器の製造
漆器を作るには、木地造り、下地行程、塗行程、蒔絵などの数十行程を経て作り出します。
ここでは、それぞれの行程を紹介いたします。
木地造り
欅、水目桜(俗名’ハンサ’)、栃などの乾燥木料を板木取り、 横木取り、たて木取りによって仕上げたい作品より大きい寸法 にて木取りし、円柱の材を造りだし、それを仕上げたいある程度 の形に轆轤挽き(荒挽き)し木地の動き(くるい)を取るため 2,3ヶ月乾燥させ、その後轆轤挽きし本仕上げします。 (木について参照) |
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下地行程
| 下地を施すことの主な目的は、木目などのやせを防ぎ 塗面のなめらかさを出すためで、技法には蒔地、本堅地があり 私の作品は蒔地を用いることが多いですが一般的には、 本堅地を用います。 錆を付けるへらは、木曾檜の柾目の板から用途に応じて 大きさ、形を作り出します。このへら作りが難しく熟練を 要する所でもあります。 |
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本堅地は、仕上がった木地をまず生漆を塗り木地固めをして、 乾燥後、木地の傷を刻苧(米糊、木粉、生漆を混ぜた物)で 傷を拾い磨き、その後木地に麻布を糊漆(米糊、生漆を 混ぜた物)で貼り、乾燥後、錆(地の粉(珪藻土を焼いた物)、 との粉、生漆を混ぜた物)でへら付けし磨き、それを何度か 繰り返し最後に下地面をなめらかにするため水研ぎを行います。 |
塗り行程
| 塗りは漆器の最後の塗面に仕上げるための行程で、まず下地の 仕上がった木地についた泥、手油を除くため濡れた布で拭き上げ 中塗り漆を用い下塗りを施し乾燥後、朴炭を使い水研ぎをし 数回繰り返し、その後上塗り漆にて仕上げ塗(上塗り)を施します。 上塗りには、朱塗、溜塗、黒塗等があります。 それぞれ塗色、艶によって漆を使い分けます。(漆の種類を参照) |
蒔絵行程
| 蒔絵は加飾とも呼ばれ、豪華絢爛な絵やシンプルな漆絵などを 言い、漆で下絵を描き金粉などを蒔き付け研ぎ出しや、 貝,卵殻、切り金などを漆で貼り付けたりし表現する事です。 また、それぞれ器物にどのような蒔絵を施すのか図案を 考え、筆使い、金などの蒔き方が熟練を要するところです。 |
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| 蒔き付ける金はいろんな種類(平目、梨地、消粉)があり、 また粉の荒さもいろいろ有り意図に応じて使い分けます。 また、絵を描くため使う良質の筆は、最近ではなかなか手に入り づらくなっています。 |
もっと詳しくお知りになりたい方はお問い合わせ下さい。
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